女性の社会進出や共働きするママパパの増加もあり、働きママも増えてきたのではないでしょうか。
最近では入園の競争率も上昇してきています。
早い段階で具体的に調べておくことをおすすめします。
保育園に預けたいけど、、、
- 認可と無認可て何?
- 選ぶ時の必須ポイントは?
- 見学時の視点は?
子どもの成長に大きく関わる保育園ですから後悔はしたくないですよね。
そんなワーママさんたちが保育園を選ぶ際に役立つポイントを本記事では紹介します。
1.保育園の種類 認可保育園と無認可保育園
まずは、認可保育園と無認可保育園の違いを正しく把握しておきましょう。
もうすで知ってるよ!という方は、読み飛ばしてくださいね。
認可保育園
児童福祉法で次のように定められています。
国、都道府県及び市町村以外の者は、厚生労働省令の定めるところにより、都道府県知事の認可を得て、児童福祉施設を設置することができる。
児童福祉法 第35条第4項 保育所の認可
これは、保育士の人数や施設の広さ、防災管理などが国の定める基準に満たすことで設置できるということです。
メリット
・基本的に質が高い
・保育料が比較的安い
デメリット
・11時間開園(例外あり)
・保育を利用する理由が必要
基本的には、認可保育園を目指す人の方が多いです。
無認可保育園
児童福祉法が定める国の基準を満たさず、運営している園です。
そのため独特の教育方針で運営していたり、24時間預かりなどのサービスにも対応しています。
メリット
・保育を利用する理由は不問
・保育時間の対応幅が広い
デメリット
・保育料が高め
・園によって質がそれぞれ
無認可保育園は、下調べがとても重要になりそうですね!
認可保育園に入園できず、とりあえずという方も多いそうです。
他にも認定こども園や各自治体独自の仕組みによる保育園がありますので、
候補保育園が何に当てはまるのか確認しましょう!
それでは本題に入っていきましょう!
2.下調べ必須ポイント 8チェック
あらかじめ調べておきたいポイントです。
見学に行って「ここいいかも!」となってから気づいてしまうと
時間や労力の無駄になってしまう点を中心にした必須ポイントです。
- 保育園の場所
- 通園バス
- 駐車場、駐輪場の有無
- 園児の対象年齢
- 保育時間
- 保護者参加のイベント
- 各種対策(防犯、防災、感染症対策)
- 保育内容と教育方針
保育園の場所
保育園選びで1番といってもよい大切なことは、自宅からの距離です。
仕事をしながらだと朝の出勤前にバタバタ登園や仕事終わりに滑り込みお迎えなんてこともしばしば。
自宅の周りに保育園がいくつあるのか。
マップアプリで検索して、徒歩、自転車での時間と経路を調べておく必要があります。
また、ママだけでなくパパの勤務先から保育園までの時間も調べておくと安心です。
可能なら見学前に通園経路をお散歩がてら歩いてみるとよいですね。
通園バス
幼稚園を併設している保育所等、通園バスを運行している園も稀にあります。
徒歩圏内で探すとなるとやはり保育園候補が限られて質で選択しずらくなりますよね。
通園バスは通っているか?
また、停留所のどこか?
それぞれの保育園のホームページやリーフレットから下調べをしておく必要がありますね。
しかし、こちらは注意が必要になります。
幼稚園とは違い、保育園では、登園時間もお迎え時間も保護者のニーズに合わせているため様々ですよね。
ご自分の仕事と上手にマッチするかどうかは難しいかもしれませんが、調べておくことに損はないと思います。
駐輪場、駐車場の有無
駐輪場、駐車場があるとないでは、大きな差が生じます。
徒歩圏内でない場合は特に大切になりますよね。
わたしが勤務していた保育園では、駐車場がないという理由で退園した方もいました。
自分の仕事や生活に大きく関わることなので事前にリサーチしておくことをお勧めします。
入園してみて、きついな、、、と思っても遅いですからね!
ところが、事前にホームページやリーフレットでは、確認できないこともあります。
見た感じ駐車場がなくても、決められた時間内であればグラウンドを開放する園もあるからです。
また、見た感じ駐車場があっても搬入車用であったり、
数自体が少なかったりすると開放していないケースもあります。
こちらは、事前リサーチじゃわからないので、見学会等で質問するリストに入れておくと良いと思います。
園児の対象年齢
見学に行って、「そもそもうちの子は入れない年齢でした。」なんてことには
なりたくないですよね。
特にお子さんが0歳、または妊娠中の場合は、入園できるかどうか必ずリサーチをしておきましょう!
保育時間
保育時間とは、各自治体により異なりますが、横浜市を例に挙げると
- 1日8時間の「保育短時間」
- 1日11時間の「保育標準時間」
- 1日11時間を超える「延長保育」
があります。
こちらは各施設・事業所で時間帯の設定や実施状況が異なるため、
保育所等の利用を申請する前に必ず確認しておきましょう!
保護者参加のイベント
仕事がやその他の事情で忙しく、保育園に入れたはずですよね。
保護者の参加イベントが多くて、
「仕事を休んできました。」
なんて方もわたしが保育士をしていた時にいました。
父母会等、できるだけ参加しなければならない行事が
候補保育園にどれくらいあるのかも確認しておきたいポイントですね。
各種対策(防犯、防災、感染症対策)
認可保育園であれば、防災訓練、不審者対応訓練等が義務付けられています。
子どもを長時間預ける場所なので、安全面の対策については具体的に調べておくと安心です。
子どもたちを守るために日々動いているシステムが構築されている保育園がよいですね。
余裕があれば、災害時のお迎えがどういった仕組みかも確認できるとより安心です。
また、感染症対策については外せないリサーチですね。
保育内容と教育方針
最近は、特化型保育園が増えてきています。
特化型保育園とは、
- 「食育に力を入れてます!」
- 「運動に力を入れています!」
- 「英語教育に力を入れています!」
など、何かのジャンルを強めたカリキュラムや教育方針で運営している保育園です。
ヨコミネ式もその1つですね。
本来であれば、一番はじめに調べてもよいポイントだと思いますが、
今回は、ワーママ中心のポイントとしましたので最後に紹介しました。
こんな力をつけてもらいたいという願いを家族で検討してみてください。
またホームページに載っているところがほとんどですので
その保育園の特色として調べておきましょう!
上記8つのポイントから、見学してみたい園をだいたい3〜5件ほどに絞り込みましょう!またリサーチしきれない部分や出てきた疑問があったら見学時に質問したいこととしてメモを取っておきましょう!
3.見学ポイント 8チェック
それでは、いよいよ見学です。
本記事では、わたしの体験をもとにそんな視点もあったかといった踏み込んだ視点で紹介します。
リサーチしきれなかったポイントとともに頭に入れておきましょう!
- 見学の時間帯
- 遊具の安全性
- 水道とロッカーの場所
- 子どもの雰囲気
- 保育士の対応
- 保育士の人数
- 季節の掲示物
- セキュリティーとプライバシー
見学の時間帯
ほとんどの保育園が見学の時間帯は、指定されています。電話をすると
「何時に来てください。」
と指定の時間を教えてくれます。
中には、時間の希望ができる園もありますので
子どもたちがお散歩に出ていない時間を狙うとよいと思います。
基本的には、午前中にお散歩の時間を設定しているところが多いので
夕方に見学を依頼するのがおすすめです。
遊具の安全性
遊具は、子どもたちが日常的に遊ぶことになるものですよね。
安全点検を定期的にしているきちんとした保育園でも
怪我をしてしまう園児はいます。
見学時に意識して確認しておきましょう!
園庭だけでなく、敷地の広い保育園では、他の広場を持っている可能性もあります。
見学時に全体を見通しておくとよいでしょう!
水道、ロッカーの場所
水道では、お外から帰ってきたときやおトイレの後など、手を洗う場所です。
ロッカーは、帰りのしたくをしたり、物を取りに行ったりする場所です。
何かと生活の中で子どもたちが自分で使う場所です。
水道とロッカーがお部屋の中にあるか確認しておきましょう!
お部屋の中にあると保育士の目もあり、自分で考えさせながらすることができます。
子どもの成長という面で適した配置ということになります。
自分で何かができるようになるという経験は、今後の成長にもつながります。
ぜひ、チェック対象に入れてみてください。
子どもの雰囲気
子どもと子どもの関わり方を見てほしいと思います。
喧嘩をしていると印象が悪く見えるかもしれませんが、
むしろ、高評価のポイントとなります。
喧嘩をすることは、保育の中で学ばせることがある機会になります。
大切なのは、そのあとの保育士の対応です。
保育士の対応
保育士の叱るときの対応を見てください。
悪いことをしてしまった時に、保育士は子どもを叱ります。
余裕のない保育士であると、叱るというより、怒るという表現に近い形で話します。
叱る=口調を荒くするということではありません。
子どもが悪いことなんだと反省をすることが目的なので
怒り飛ばしても意味がありません。
保育士がどのようにして叱るのか、見るポイントにしたいです。
保育士の人数
十分な保育士の目があると安全性も高まりますし、保育の質を上がりますよね。
人数は国の基準で決められています。
- 0歳 子ども3人に対して保育士1人
- 1〜2歳 子ども6人に対して保育士1人
- 3歳 子ども20人に対して保育士1人
- 4〜5歳 子ども30人に対して保育士1人
検索するとすぐに情報が出てきますが、注意しなければならないことは、
上記の配置基準は、国の定める最低ラインです。
この基準を下回ることのないように各自治体がさらに基準を決めています。
みなさんの自治体では、どうなのか調べてみるとよいでしょう。
季節の掲示物
保育園では季節に合った作り物、お絵かき等をしています。
作品や成果物を園内に掲示している園も多いです。
この作品や成果物が今の時期とマッチしているでしょうか。
「もう9月なのに、七夕の短冊が飾ってある、、、。」
作品を作ることは、子どもたちが成長するポイントになります。
作品づくりや掲示を後回しにしてしまうということは、余裕がないということです。
園を見学した時は、見るポイントにしてみてください。
セキュリティーとプライバシー
保育園にもしも不審者が入るとしたら、入りやすいか入りにくいか。
防犯面のチェックも忘れずしましょう!
保育士は、入園している全ての保護者の顔を覚えているわけではありません。
わたしがいた保育園も自分のクラスならまだしも全員覚えるなんてことは、
到底不可能な規模の保育園でした。
防犯面の対策の仕方が適切かどうかも判断材料として大切です。
また、名前の書いてあるものが外にないかどうかもチェックしてみてください。
大抵の保育園の場合は、気をつけていますが、
中には、外から見える状態の作品や靴箱、衣服類がある場合もあります。
上記8つのポイントから入園したい保育園を決めていきましょう!「なんとなく雰囲気がよかったから」ではなく、根拠を持って決めることができると安心ですよね。
ついでにチェック
ホームページの情報については、何年も更新がなく、古い情報になっている可能性も考えられますので注意してください。
感染症対策として見学ができない場合も考えられます。その場合は、必ず質問を用意して確認するようにしましょう!
設立3年以降の保育園には、第三者評価というものがあります。行政で園をチェックしたり、保護者にアンケートをとったりします。園のホームページや役所で確認できます。
子どものじじばばが近くにお住まいの場合、お迎え等をお願いすることあると思いますので、じじばばにも相談をしておくとよいです。
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